子りん研つうしん創刊号

2013.6.18


◆はじめに

子ども社会臨床研究(こりん)は、 2012年3月18日、「はじめに子どもありき! (child child child child first )」をモットーに設立総会開きました。
今年2月には第2回研究集会が「医療現場 の子どもたち」をテーマに行われました。
世話人会では、年1回の研究集会だけではなく、2か月に1回の勉強会(原則奇数月)を京都と大阪で交互に開くことにしました。

子どもの年齢や子ども観は法律によってさまざであり、子どもに固有な権利が十分に保障されているとは言えません。とりわけ、15歳以下の子どもに対する人権侵害は児童虐待を始め深刻な状況にあります。

こりん研では、もう一つの基本的人権ともいえる「子ども当事者主権」の確立をめざし15歳以下の子どもの声なきを代弁します。

定例勉強会では毎回、話題提供者をお呼びし「子どもと臓器移植」、「子どもと放射能」、「子どもと薬物療法」、「子どもと出生前診断」「子どもと薬物療法」 、「子どもと教育・保育・療育」等の今日的課題について子どもの立場で参加者の皆さんと考えたいと思います。
是非ご参加ください。


◆定例勉強会のご案内


日 時/2013 2013年7月12日(金)午後6時30分から8時30分
場 所/キャンパスプラザ 京都第1演習室
資料代/500 円
話題提供者 野崎康夫さん(元小学校教員 『教育疑術論』著者)
<野崎さんのメッセージ>
40年の間に教育ついてろんな話しを聞き、自分でもそれり考えました。
まるでパンドラの箱を開けたようなものです。最後に残ったのは懐疑ひとつだけだったように思います。ただ、この懐疑はつつましやかに希望の光を放っているようにも思えるのです。拙著「教育『疑術』論-ことばと教育-」はそんな思いを込めた一冊です。

◆子ども時評

〇子ども・育て新システム(制度)が、2年後の2015年から施行されますこれは、少子化による国力の衰退危機感を持った政府が、子ども・子育て関連3法によって、国のため「幼児期教育」、若年労働者のために「保育」、そして親のための「子育て支援」を、消費税を財源に、量的、質的にテコ入れしようとするものです。しかし、この新制度においても、子ども当事者の思いや意向がどれほど付度されたものか、大変疑問です。(以上)